ぬの滝の春と秋 |
布地の反物のように流れ落ちる「布滝」です。目視の範囲で落差約110mと言われています。
水源は、標高約900mの山頂付近からの豊富な湧き水で、渇水はなく滝の勢いは年を通して殆んど変りありません。
この景観の四季を撮影に遠くから訪れる、カメラマニアの方をしばしば見かけます。 |
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樽本集落の春と秋 |
四つの集落で構成する樽本の、上樽と中樽を一望にする標高約700mの「樽本峠」です。
霧に包まれた時には雲海に沈む集落となり、晴れた昼にはカスミの先に日本海、さらには約100km隔てた佐渡島を臨める幸運もまれにあります。
また、夜は満天の星空の下に、約30km先の高田、直江津の灯が幻想的に浮き上がります。 |
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高地の春と秋 |
上樽集落の田畑を潤す水源用に、大昔に造られた標高約900mの「赤池(あかいけ)」です。
池の周りは白樺、ブナ、楓、ナナカマドなどの自然林に包まれています。
写真は、豪雪で遅い春の雪解けが待てずに芽吹いた新緑と芽吹き前のナナカマド(5/16撮影)、秋には、その同じナナカマドの木が、実をたわわにつけた姿です(10/22撮影)。 |
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連山の春と秋 |
樽本温泉の直ぐ前にそびえ立つ連山の、春と秋の移り変わり風景です。
春(5 /16撮影)の芽吹き。北向きの傾斜地にはまだ残り雪が点在しています。
秋(10/21撮影)ソバ収穫のころ。山の風景は日を追って、いろどりが華やかになります。
秋(11/ 3撮影)山々は、日に日に風情が変わり紅葉の極みを演出します。 |
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樽本峠の春と秋 |
白樺、ブナ、楓ほかの奥深い原生林が続く、樽本峠の道すじです。
遅い雪どけを待った峠の春は、限りなく大きい水彩画を思わせる美しさです。
ひと足早くから始まる高地・樽本峠の秋は、色とりどりに鮮やかな紅葉を演出します。 |
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堂平の春 |
昔の集落間を結ぶ、旧道の「堂平(どうだいら)」近くからの眺めです。
この道は下樽集落を起点に、昔の「沼集落」に通じる旧街道と伝えられています。
春(5/6撮影)草木の芽吹く田畑の向こうに下樽集落、遠くには「袴岳(1135m)」が臨めます。
雪かんむりの連山は、約16km先の妙高山(2454m)、道すじはカラマツをはじめ、自然林が続きます。 |
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県のシンボル雪椿 |
雪椿は「新潟県の木」として、昭和41年に指定されました。
その雪椿は、樽本集落を取り巻く山々の、積雪3〜5mの山頂近く方々に群生しています。
遅い春の雪どけを待っていたかのように、原生林の中で清楚な花を開きます。
写真は、ジョウビラ(城平)山頂の標高約750m付近で、5月中旬の撮影です。 |
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早春の山野草 |
高地の雪どけは遅く、山野草は、それを待てずに雪の下で芽吹きを始めます。
フキノトウ: 田んぼの水路に出来ていた、雪のトンネルの中からの目ざめです。
ミズバショウ: 高地の湿地帯の雪どけは更に遅く、雪の中で開花を始めていました。
エンゴサク: 同じころ、里に近い傾斜地では、すでに早春の花が咲いていました。 |
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高地の残雪と新緑 |
雪国の高地だけで見られる、早春の木々の「芽覚め」風景です。
豪雪の春は特に遅く、雪どけを待てない木々は、朝夕の厳寒をおして芽吹きます。
樽本峠の近くに咲くミズバショウと新緑、標高が高い赤池まわりの残雪と新緑、共に5月中旬の撮影です。 |
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歴史を語る巨樹 |
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地上1.3mの位置で幹周り3m以上の樹木を、巨樹と環境省が呼んでいます。
500年、1000年の歳月を生き続けた巨樹は、全国で数多く登録されていますが、この、樽本の巨樹は今も未手続きです。
*屋久杉風樹形の大杉:幹周り約6m40cm 。中樽集落の神社(諏訪社)の神木です。
*夫婦風樹形の大杉 :幹周り約5m15cm 。上樽集落の神社(神明社)の神木です。
*コブ付きの大カエデ:幹周り約3m75cm 。上樽集落の神社(神明社)の神木です。
*白い花咲く老コブシ:幹周り約2m50cm 。上樽集落の観音堂(小出観音)の神木です。 |
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